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人形浄瑠璃を観ました。

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昨夜、はじめて人形浄瑠璃を生で観てきました。 しかも間近もまぢか。最前列!!

予約しても体調不良で行けない可能性があるため、当日、いきなり友人を誘ってイザ!

全席指定だったのですが、チケットカウンターに行くと、一階席の前半分以外は、けっこうあいている。

どこにする?と振り向けば、友人が最前列に空席を見つけ、よし!とばかり、最前列で観ることが出来たのでした。

最初に「団子売」という、舞踊の要素が色濃いおめでたい演目がありました。その時点でもう人形たちの活き活きとした様子、女形のかわいらしい動きにすっかり参ってしまいました。目の動き、手の動き、首の振り方に腰つきに…。

3名で一体の人形を操っているわけですから、ほんとうに息が合わないとまったくズッコケてしまいますよね。

右手と頭を操るのが主遣い、左手担当が左遣い、足は足遣いですもの。この芸能が生まれた時代って、きっと世の中が安定して、穏やかで豊かな時代だったんだろうなー、などと、勝手な想像をしてしまいました。今のようなせわしい時代だったら、そんな「非効率的」なこと、思いつきそうにないですもの。

ところで最初の演目は短くて、おわるとさっそく15分の休憩。なぜかしらん、と思っていたら、幕の向こうからトントンと金槌の音。どうやら舞台装置を大がかりに入れ替えている模様。

さて次の演目は「摂州合邦辻(せっしゅうがっぽうがつじ)」という物語。

幕が開くとあらびっくり。さきほどは下町の通りといった風情のセットだったのですが、今度はしっかり家ができあがっています。きちんと動く玄関の引き戸に障子、仏壇に次の間、その鴨居にかけられたのれんなどなど、芸が細かい!人形たちの衣装も美しい織りです。

人形たちのセリフは、すべて一人の太夫が語ります。サイレント映画の弁士のようです。場面転換のたびに太夫と三味線が入れ替わるのですが、太夫が変わっても人形たちはそれぞれの人格を保ち続けているのもさすがといえばさすがのプロの技ですが、不思議でもありました。

また、端役は、一体の人形を一人で操ることもあることを知りました。

さて、重要な登場人物は6名。クライマックスには、舞台の上で人形遣い18名と6体の人形が行ったり来たり。でも、人形遣いはしっかり気配を消していて、けっして物語の邪魔にはならない。途中、女形二人がつかみ合いの喧嘩をするシーンもあったりして会場からどよめきと笑いが…。こんな激しいアクションもあるんですねー。ほんとうにびっくりしました。

また、静かな場面にもハッとすることがたびたびありました。とりわけ、優美に正座してピタリと両の手を合わせる仕草。足の動きと頭の動き、右手と左手が少しでもずれたら…、と考えると、やはりすごい。

お話は予想もつかない展開で、これまた楽しめました。人形たちのみせる早変わりにも驚きました。いやはや、見に行ってほんとうに良かったです。

今回、間近に細やかな動きを観ることが出来たので、次回は太夫や三味線の様子も無理なく見られる位置で、再度鑑賞してみたいと思います。

文楽の皆様、ぜひまた沖縄へ公演にいらしてください!!

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