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識名の綱引き(豊年祭)

0731_dsc1750午前中。ちょっと用事で出かけようと、ドアに鍵をかけていると、自治会の放送がきこえてきた。

「本日、午後6時より、識名4丁目にて、綱引きがあります…」

10年以上識名に住んでいて、綱引きがあることを知らなかった。同じ町内でも、うちは3丁目。4丁目にはほとんど用事がないから気付かなかったのだろう…。行かねば!!

というわけで、午後6時前。綱引きができそうな場所にあたりをつけて、家を出た。

しかし、さすがは祭。それらしい格好をした子どもたちについて行くと、ちゃんと探し当てることができました。

識名地区では、旧暦6月26日に豊年祭をする習わしで、戦争のあった頃10年ほどをのぞいて、ずいぶん古くからこの行事は続いている、とのこと。

今は人が集まりやすい日曜日に日程をずらして行っている模様。

0731dsc1759まずは旗頭が通りを練り歩き、辻辻で旗頭を威勢良く振り上げる「演舞」が行われる。

ホラガイの哀愁を含んだ独特の音色、鉦や太鼓、パーランクーの拍子にあわせて旗頭が舞う。

はじめは東と西の旗頭がそれぞれ別のところをまわっていたのだだけれども、最後に綱引きの行われる通りに帰ってきて、両者が競うように演舞が行われた。

識名では「東(あがり)太鼓、西(いり)桜」の旗頭で、幟は東が「豊年」、西が「泰平」。

旗頭の演舞は青年部のみなさんが順番に技を披露。

楽しそう!!

0731dsc1751識名には、地域の名前がそのまま学校の名前になっている「識名小学校」がある。

自治会から小学校に旗頭が贈られ、以来小学生の有志も旗頭の演舞をするようになっているようだ。

旗頭をもつ子は少し誇らしげな凛とした表情をしていた。

0731dsc1774演舞の表情は真剣そのもの。

旗頭は「識小」(識名小学校、だから)

幟の文字は、「夢無限」。ステキです。

実は小学生の演舞の前に幼稚園児たちによる演舞もありました。

小学生たちの旗頭よりさらにひとまわり小さいのだけれども、園児が数人がかりで楽しげに振り上げていて、まわりの大人たちもニコニコと見守っていて、これまたほほえましい光景でした。

0731dsc1778識名地区の旗頭は三本槍(鑓、かも)。幟には実にめでたい「慶祥」という言葉が記されている。   

この旗頭は長さが 9.5m、重さは 50kg あって、この地区では最も長くて重いそうだ。

電線を避けて、わずか2mの幅で緊張の演舞。

0731dsc1782沖縄電力さん、NTT西日本さん、全部の電線を地下埋設するのはたいへんだと思うけど、こんなふうに、地区で行事に利用されている大切な通りの電線くらいは、埋設できませんかねぇ?

などと、独り言を言ってみる。

それにしても。

にいさんたち、カッコイイです (^-^)

0731dsc1784鉦や太鼓、パーランクーを叩いて調子をとるみなさん。法螺貝とともに、時々指笛もきこえる。

旗頭の演舞が一通りおわると、綱引きはまず、子どもたちが中心になって引く「子ども綱」の二本勝負が行われました。本綱より細くて短い綱でした。

東と西とそれぞれ一勝の引き分けでした。

0731dsc1787写真は、本綱の雄綱と雌綱をあわせるところ。

もうだいぶん暗くなってきました。7時半を過ぎています。

0731dsc1799雄綱と雌綱がはずれないように、輪の部分に棒が差し込まれた瞬間に綱引きが始まるので緊張の一瞬です。

0731dsc1790綱引き開始!

実は綱引きが行われたこの通りは、東に向かって緩やかに登り坂になっています。同じ力で引くならば、物理学的には西の方が有利のようです。

0731dsc1793けれども、実際の綱引きの勝負には、引く人たちの息が合うかどうか、ということが大きく作用するので、少しばかり地面の傾きがあっても、それがどちらかに有利に働く、ということはあまりないのかも知れません。

本綱も、子ども綱同様二本勝負でしたが、西と東とがそれぞれ一勝しました。

0731dsc1810勝ったらカチャーシーで祝う!!

0731dsc1812子どもや赤ちゃんも担ぎ出されて踊る!ヽ(´▽`)/

ウチナンチュは、こんなに小さな頃から、もうずっとあのリズムを体に刻んで育つのです。すっかり成人してから移り住んだヤマトゥンチュには、ちょっとやそっとじゃ真似できないわけです。

0731dsc1815「西と東が一勝ずつの引き分けで、今年は平和な年になるでしょう」と、自治会長さんが結んで、豊年祭は終わりました。

気付けばもうすっかり日も暮れていました。

 

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