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映画『フード・インク』

ずっと気になっていた映画がついに桜坂に来ました。

『フード・インク』。たべものの来し方をみつめるドキュメンタリー映画。

食べものは本来、命であり、生産の現場でも、かつてはひとつひとつの命と向き合って育てられてきた。

しかし今、スーパーマーケットで安売りされている多くの‘食品’は、第一次産業の時点においても「工業的に」生産され、一つ一つの命として扱われることなく店頭に並ぶ。

生産に関る人々も、昔のように誇りを持って一人一人が技術の向上を目指すというようなものからはほど遠く、多くの場合、立場の弱い人々が、日々搾取的な労働に従事させられている。

その現状については、本を読んだり、『いのちの食べ方』というドキュメンタリー映画でも観ることができた。これの映画では様々な生産現場を観ることができて非常に有意義だったが、ナレーションがなく、セリフもほとんどなく、虐げられた動植物と労働者たちの虚ろな表情が延々と映しだされ、それらが脳裏にこびりついて、見終わったあと、心の底からぐったりとしてしまったのだった。

しかし、『フード・インク』は違った。まず、映像がポップで取っつきやすい。ナレーションの口調も軽い感じで、内容もわかりやすい(もちろん字幕を読んでいるんだけど!)。もっともよいところは、希望が持てる終わり方になっていることだ。

あなたにも、現状を変える力がある。

一人の力は小さくて、一粒の水滴のようなものかも知れない。
けれど水滴が集まれば小さな流れができる。
小さな流れが集まれば小さな川ができる。
小さな川が集まれば、大きな川となる。

美しい流れを、つくってみませんか。

『フード・インク』 公式サイト
http://www.cinemacafe.net/official/foodinc/

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