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それから泡瀬でひっくり返った。

昨日の記事の続きなんですけれども。

泡瀬干潟で小さな生きものたちを観察しながら歩いていたら、不意に平衡感覚を失ってよろめいてしまった。

さっきまで快調に歩いていた足も、突如として錘でもつけたように重たくなり、歩を進めるのもやっと。なんだか急に目もかすんできた。

これはおかしい、危ないと感じて岸に向かって歩き始めたら、そこでやっと、臭いがしてきた。プラスチック系のモノを焼く、野焼きの臭いが…。

なんと、臭いがするより低濃度で体の方が反応してしまたのでした。

とにかく臭いの少なそうなところを探すのだけど、岸に沿ってずっと臭いが漂っている…。米軍のフェンスに沿ってよろよろと歩くうちに、やっとのことで浜に辿り着き、そこでようやく野焼きより風上に出たようで、ぐったりと浜に倒れ込んでしまったのでした。

かすむ目を閉じ、冷たくなっている瞼を両手で温め、浅くなってしまった呼吸を整える。

深く息を吸って、吐く息とともに毒が出ていくことをイメージし…、繰り返すうちに半ば瞑想状態に入ったところで耳元に鈍い音。「ボフッ!」

なんだろうな~、と、これまた鈍っている思考をめぐらし、とりあえず目を開けて音の方を見ると。

先ほどはなかった白いレジ袋が、わたしの近くに落ちている。投げ捨てられたゴミだとわかった。

むむむ。海にゴミを捨てちゃう人って、自分の手を放れたら、それが人にあたるかも、とか、このゴミは分解されない、とか、ウミガメが食べて苦しむかも、とか、そんなことはまったく想像できないんだな~、ということを瞬時に思い浮かべてしまった。

浜から目線をあげると、おっちゃんが一人。

おっちゃんに想像力という幸いが訪れますように。

きっと、野焼きした人もその煙で人がひっくり返るなんて想像しなかっただろうな~。

わたしだって、まだまだいたらないことばかり。可能な限り様々な方面に想像力が働くよう精進しようっと。

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