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2010年11月

映画 『空想の森』 観ました。

Photo

大地と風と水と空

それから

ヒトも含めたたくさんのいのちたち。

すべてのつながりを大切にしながら

ていねいに生きている人たちがいる。


「お金ではない豊かさ」を実現し

あるいは実現しようとしている

それらの人々の暮らしを

丹念に追いかけたドキュメンタリー。

観ていてとても心地よい映画だった。

野菜もチーズもパンも、とにかくみんなおいしそうだった。

お近くで上映されるときにはぜひ足を運んでください。

『空想の森』 公式HP → http://www.soramori.net/
B5 カラーチラシ ダウンロードページ ↓
          http://www.soramori.net/b5-flyer/

以下、沖縄県内の上映予定です。
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映画 『空想の森』 トロピカルツアー2010

第1弾 那覇・桜坂劇場にて
     11月27日(土)~12月3日(金) 11:20~        
     *監督の田代さんが毎日舞台挨拶します。

     桜坂劇場 住所:〒900-0013
            沖縄県那覇市牧志3-6-10(旧桜坂シネコン琉映)
     電話:098-860-9555(劇場窓口)

第2弾 西表島 大原公民館にて
     12月5日(日) 開場18:00 開演 18:30
     *上映後交流会があります

第3弾 波照間島 そばカフェ あとふそこにて
     12月11日(土)開場18:30~ 開演19:00~        
     料金:大人1000円 ・老人と子供無料         
     問い合わせ:0980-85-8373

      そばカフェ あとふそこ 住所:八重山郡竹富町字波照間204     

第4弾 石垣島 あむりたの庭、そして音楽にて
     12月18日(土) 20:00~
     料金:大人1000円・中学生以下無料 *ワンオーダーお願いします
     問い合わせ:0980-87-7867(宮本)   

      あむりたの庭、そして音楽 
     住所:〒907-0022沖縄県石垣市大川 282 1階南側          

第5弾 与那国島 喫茶 ドゥグイワリにて
     12月23日(木) 19:30~      
     料金:大人1000円・中学生以下無料
     問い合わせ:090-8290-7911(松田)   
     0980-87-3739(ドゥグイワリ)

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壺屋でオオゴマダラ。

112806このところ、桜坂劇場の向かいにある希望ヶ丘公園のランタナに、やたらとたくさんのオオゴマダラが来ている。

あんまりたくさん飛んでいるので、誰も気にしないほどなのだ。

112808飛翔力は強くなさそうなので、近所で育てているハズなんだけど、どこから来ているのかはわからない。

112805オオゴマダラを初めて見たのは15年ほど前。宮古島の層の厚い海岸林の中でだった。

海へ向かう林の小径。深い樹影と眩しい木漏れ日が地面に映っている。

その中を、大きくて白い蝶が、木漏れ日を受けるたびに輝きつつ、風に煽られ、ふぅわりふわりと頼りなげに飛ぶ様子は、なんだか儚げでもあり、夢のようでもあった。

112803公園で見るとしかし、そういう幻想的な印象は受けません。まるで別の生きものを見たような心持ちです。

そのうえ、希望ヶ丘公園に来るオオゴマダラは、平気で人に寄ってきます。人に保護されて育つと昆虫でも人を怖がらなくなるものなのでしょうか。

…ところでオオゴマダラって、羽を半開きのまま蜜を吸うんですね。

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フリーズ!

112604照明を消していた台所。

夜も更けてから水を飲みたくなって流しの上の明かりをつけたら、目の前でオトナのヤモリが固まっていた。

先日は洗ったあとふせておいた茶碗の下に子ヤモリが隠れていましたが、その子もわたしに見つかったあとしばらくフリーズしていました。

ヤモリを捕食するのは動体視力しかないタイプの生物…、というわけでもなさそうだけど、びっくしりして大慌てするよりは生存確率が高いんだろうな?

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【小豆島】新内海ダムに関する報道

先日このブログに掲載た香川県小豆島の新内海ダムに関する報道を転載します。

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反対住民「島が沈む」 新内海ダム予定地

             asahi.com   2010年11月22日

http://mytown.asahi.com/kagawa/news.php?k_id=38000001011220001

 「島自慢の景観がなくなり、観光も産業もダメになってしまう」――。小豆島の景勝地・寒霞渓近くで県が計画している新内海ダムに反対する地元住民の思いだ。建設予定地にある所有地に「団結小屋」を建て、明け渡しを拒否しているが、22日、その期限を迎える。(飯島健太)

 寒霞渓を望む神懸山へと向かう県道を上っていくと1軒のプレハブ小屋が目に入る。壁に赤字で「団結小屋」「新内海ダム即時中止を求める団結の証し」とある。
 「この土地を黙って明け渡しはせん。そんな気持ちを表したかった」。所有者で「寒霞渓の自然を守る連合会」代表の山西克明さん(71)=小豆島町神懸通=が話した。

   ◇

 小屋の近くの内海ダムの下流で新内海ダムの建設工事が進められている。総事業費185億円。大半を国と県が折半する。コンクリートの堤防は長さ423メートル、高さ43メートル。貯水量は内海ダムの8倍近い106万トン。小豆島町の大川新也町議は「洪水と渇水の恐れをなくすため、大きなダムは必要だ」と訴える。

 県によると、1976年9月、台風17号による豪雨で内海ダム流域の河川が氾濫(はんらん)し、10人が重軽傷を負った。別当川沿いの2地区(神懸通、草壁本町)では、床上浸水が425戸にのぼった。

 しかし、山西さんは言う。「76年の被害は別当川の氾濫だけが原因やない。97年に町内に吉田ダムができたとき、当時の町長は『もう渇水問題は大丈夫』と言ったはずや」

 県は05年4月から用地買収を始めた。だが、山西さんら地権者16人が応じない。「交渉が進まない。強制収用するしかないのか」(県用地対策室)。09年2月、国は新内海ダム建設を認め、今年7月、県収用委員会は地権者からの土地の強制収用を認める裁決を下した。

 前年の8月だった。「コンクリートから人へ」を掲げる民主党が総選挙で大勝した。それからまもなく、山西さんら反対派住民は東京に前原誠司・国土交通相(当時)を訪ね、陳情書を手渡した。同党は全国のダム見直しを明言し、期待が膨らんだ。前原大臣は同年12月に小豆島を訪問。真鍋武紀知事(同)に事業の見直しを要請したが、同意を得られず、事業認定は取り消されなかった。

 「このまま県の言い分に従うんか。何かやらなアカン」。山西さんは考えた末、団結小屋を建て、内壁に工事前のダム周辺や反対運動の様子を記録した写真を張った。

 「何度も県の担当課に行ったが、こっちの言い分を聞いてくれへん。納得できん」。この気持ちを伝えようと、山西さんら反対派住民は昨年6月~今年9月、国や県、町などを相手取り、工事の事業認定や県収用委の裁決の取り消し、事業費の差し止めなどを求める裁判を計5件起こした。

 10月末、工事を請け負うゼネコンなどの共同企業体が「お知らせ」と題する紙を周辺の約100戸に配った。平日の作業時間を1~2時間程度延長することや日曜も作業をする可能性を示す内容だった。「工事を早く進めるための口実やなあ。裁判で結論が出る前にダムが完成してしまうわ」。笠松祝江(ときえ)さん(83)はこう受け止めた。

   ◇

 今月上旬、神懸山の木々は赤や黄色に色づき始めていた。瀬戸内海と島々が望め、観光客が写真を撮っていた。

 山西さんは何よりも譲れない、反対の理由があると言った。「重機で削られる山肌を見てると自分の子や孫が切り刻まれる気持ちになる。島自慢の景観がのうなったら、お客さんが来んようになるんやないか。自分の土地が水の中に沈むのはええ。観光も産業もダメになって島全体が沈む。そんなふうに思うんや」

(写真) 「団結小屋」の中で作業をする山西さん(中)らダム反対派の地元住民=小豆島町

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【緊急】22日にも小豆島のダム建設予定地で強制収用

去年、山口県上関原発計画の現地を訪問したときにお世話になったカヤック隊メンバーの一人、吉村健次さんから緊急のメッセージが届きました。

山口県上関原発建設予定地となっている田ノ浦でも、いま緊迫した状態が続いていますが、同じ瀬戸内に浮かぶ香川県小豆島の美しい渓流でも、不釣り合いに巨大なダム建設のため土地の強制収容が行われようとしているそうです。

以下、吉村さんからのメッセージを転載します。

==============【転載開始】=================================

小豆島の自然と人権を守るためにご協力お願いします! 
                                     吉村健次 2010年11月21日21:00

小豆島が今大ピンチです!
新内海ダム予定地では明日強制収用しようとしています。
駆け付けられるかたは下記連絡先まで連絡ください

【転送・転載歓迎】

皆様へ

小豆島の新内海ダムの現場で、平均90歳の地権者が土地を売らず、 団結小屋を建て、自然を守ろうと抗議している中、 11月22日香川県はその土地を強制収容しようとしています。
人権無視の強引なやり方は、許されません。
どうか11月22日現地に応援に行ける方はご協力よろしくお願いします。

お問い合わせ

水源連 
吉村健次 TEL090-2006-9980
nishikineo@ezweb.ne.jp

疑問 なんで新内海ダムを造るんな?

答え よう分からんで。
 

 香川県は、水害防止と渇水対策といっています。しかし、別当川で起きた過去の台風被害は、ダム予定地下流の土砂崩れで川がせき止められたことが原因です。渇水被害も、過去10年以上発生していません。吉田ダムが完成して、小豆島の貯水量が2・5倍に増えたからです。

疑問  名勝・寒霞渓からの景観がおかしくならんでか?

答え  台無しになるで。


 新内海ダムは、ダムの幅が447メートルもある横長の巨大ダムです。しかし、環境アセスメントが行われていないので、寒霞渓からの景観の問題は、無視されています。

疑問  地元はみんなが賛成しょーるんな?

答え  土地所有者を中心に、根強い反対があるのやよ。

 下流の住民は、大きなダムの圧迫感を感じながら住むことを余儀なくされます。反対する住民たちは、香川県に様々な疑問に答えるよう、求めています。しかし県は無視し、強制収容しようとしています。

============【転載ここまで】=====================

ミズマより追加情報。

◆新内海ダムに関する情報が得られるサイト

  「 I LOVE 小豆島! STOP 無駄なダム!」
   http://kankakei.web.fc2.com/

◆オンライン署名サイト 「署名TV」 で、署名できます。

「小豆島・新内海ダム事業の見直しを求める署名」
  http://www.shomei.tv/project-1415.html

プロジェクトの企画者 山口 陽子さんからのメッセージ

島一番の自慢・日本3大渓谷「寒霞渓」の景観を壊す、新内海ダム事業の見直しを求める署名にご協力ください。
高齢化の進む島のじいちゃんばあちゃんが頑張っています。ぜひ応援よろしくお願いいたします。

以上。

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【上関】また動きがあったようです。

小石を積んだ台船が田ノ浦に来て、祝島の漁船やカヤック隊と相対して緊迫した状況にあるようです。

詳しくは『虹のカヤック隊』のブログをご覧ください。

上関原発については、下記のサイトもぜひご覧ください。月刊誌 『DAYS Japan』 のブログ、 「DAYSから視る日々」に掲載されている記事です。

「上関原発建設中止を求める、ジャーナリスト・言論文化人の会」の緊急声明。http://daysjapanblog.seesaa.net/article/166265180.html

わたしの好きな歌手や作家や映像作家、写真家、ルポライター、ほかたくさんの著名な方々のお名前が見えます。

自然に寄り添うささやかな日々の営み、そのなかにある本当の豊かさ、そういったものを守ろうとしている祝島の人々の力になろうとしている「ジャーナリスト・言論文化人」のみなさんに拍手を送りたい。

上関原発建設中止を求める署名も90万筆以上集まっているそうです。

美しく豊かな田ノ浦を、どうかこのままのこしてほしい。多くの人の願いです。

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なかなか便利なブログパーツ

旧暦表示のブログパーツがあればいいのに、なんてことを考えて一時期本気であちこち探していましたが、どうも良いものが見つからないまま結構月日が経ってしまいました。

先ほどあらためて探してみましたら、なんとあっけなく見つかりました。提供はカシオ、さすが計算機のメーカー!

●日めくりカレンダー(旧暦、月齢、日の出、日の入りなど様々な表示アリ)

http://keisan.casio.jp/keisan/blogparts/calendar/index.php

計算といえば、コチラも便利。同じくカシオ提供。

●単位換算(長さ、重さ、面積その他…、いろいろあります!)

http://keisan.casio.jp/keisan/blogparts/unitconv/index.php

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釧路番外編 まちの看板

11100001釧路では風情のある看板をよく見かけました。ながらく同じ場所で商いを続けておいでなのでしょうね。

「ブリヂストン自転車」。

前輪の大きな自転車の絵だけでなく、仮名遣いでも時代を感じます。

11080070こちらは「森永チョコレート」。

エンゼルの絵がなんというか…、あはは。印象をうまく表現できません。

11100007こちらはオマケ。

ひなたぼっこ。

看板ではありませんが、まあなんときれいに整列していること。

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釧路番外編 とにかくタンチョウ。それからマンホールの蓋。

11100005

バス停にタンチョウをかたどったステンドグラス風の飾り。

11100006車道をはさんだ同じバス停(十字街7丁目)を正面から見たところ。

凝ったバス停ですね。

Dsc_1264aマンホールの蓋までタンチョウ。

「さわやか下水道」って、どんな下水道?

11080011タンチョウではありませんが
マンホール繋がりで。

こちらは
「くしろしつげん」。

Dsc_1220こちらは
「長ぐつアイスホッケー発祥の地
 釧路町」

「長ぐつアイスホッケー」というスポーツがあることをはじめて知りました。

※釧路の市街地から空港へ向かうリムジンバスにて、畑の水路で草をはむエゾシカを見ました。

たった5日ほどの滞在で野生のタンチョウやシカやリスを目にするとは思っても見ませんでした。

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「全道的」と「県内全域」

Dsc_1430うちにはテレビはありませんが、旅行に出るとついホテルに設置してあるテレビを見てしまいます。

主に天気予報を見るためですが、同じNHKでも、ローカル枠のバラエティー的ニュース番組は構成が違ったりしてなかなかおもしろいです。

Dsc_1433この度、北海道でおもしろく感じたのは、天気予報。「全道的に晴れるでしょう」とか、「朝方は全道的に冷え込むでしょう」というように「全道的」という言葉が使われているところ。

Dsc_1435沖縄県内の天気予報では「全県的」という言い方はしません。「県内はおおむね晴れるでしょう」とか、「県内全域で強い風雨が予想されます」というような言い方ですね。

島々で成り立つ沖縄県と、島はあってもほとんどの面積が陸続きである北海道との違いでしょうか?

Dsc_1438

※写真は泊まったホテルから見えた、朝焼けの様子。

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阿寒湖畔のボッケ

11090023阿寒湖の遊覧船を下りてエコミュージアムに向かう途中、お土産やさんの店先に足湯場を見つけました。

阿寒湖周辺で湧く温泉の源泉はかなり高温なので、床暖房に使っているお宅が多いらしい。で、いいあんばいに冷めたお湯を足湯として観光客に提供しているとのこと。

実のところ、遊覧船ではデッキに出て景色を見たり写真を撮ったりしているうちに、すっかり手足が冷え切ってしまいました。だからたいへんありがたいサービスでした。

かなりぬるめだったのですが、10分もしないうちに手も足もぽかぽかに。ここの温泉にはなんだかすごい効用があるみたい!?

それでいよいよエコミュージアムへ、と思ったのですが、火曜で休館日でした。残念。

Dsc_1377そのまま横の小径を入って、「ボッケ」というところへ行ってみました。

「ボッケ」はアイヌの言葉で、「沸き立つ」というような意味らしい。窪地でなにやらぼこぼこと湧き出ていて、名前の通りなのだった。

Dsc_1367少し硫黄臭がします。

以前、熊野古道の硫黄泉が湧く宿場町に泊まったとき、すっかりニオイにやられてしまって、滞在中ずっと頭痛がしていたことを思い出してしまいました。

でも、ここでは不思議なことに頭痛がするどころか、体がホカホカと温まってきました。

思わず地面を触ってみましたが、はっきりわかるほどあたたかいわけではありません。まぁ、わかるほどあたたかかったら植物が生えていないわね、きっと。

Dsc_1370いろんな落ち葉が美しい。

Dsc_1379ボッケからふたたび阿寒湖畔に出てみました。

弓なりの、白っぽい砂利の浜です。

Dsc_1381浜沿いにゆっくり歩いていたら、湯気の立っているところを見つけました。立入禁止の柵はなく、少し温かではありましたが、熱くはありません。。

そこにいるととてもよい気持ちで、気付くと15分から20分、ひとところでじっとしていました。

Dsc_1382じっと立っていると、歩く速度でも見落としてしまうものたちが目に入ります。

こんなちいさな岩の上にも生えてくる。植物はたくましい。

Dsc_1387雨粒をうけて輝くコケたち。

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Dsc_1406地熱の湯気で温まったところで自然観察路を散策。途中から濃い雨雲のためにあたりが暗くなり、雨と霧でカメラのレンズもすっかり曇って思うように写真が撮れません…

リスを見たんだけれども、体全体がけっこう大きく耳が目立ったのでエゾリスでしょう。こちらを気にしながら、木を登ってゆきました。

エゾシカが樹皮を囓ったあともあちこちにあって、生きものたちの気配が濃厚です。

Dsc_1402そういえば釧路湿原の細岡展望台付近の木はおおむね細かったのですが、阿寒湖畔には大木も結構あります。

細岡展望台のあたりって、わりと最近まであまり木が生えてない状態だったんでしょうか。

この日は 15:00 阿寒湖バスセンター発釧路行きのバスで釧路へ戻りました。

今度来るときには阿寒湖畔にもとまりたいな~。足湯だけではなく、温泉にどっぷりつかってみたい♪

※ちなみに今回の旅の目玉になった釧路湿原も阿寒湖もラムサール条約の登録湿地にしていされている。いまのところ、干潟の保全活動に関しては第一線から遠ざかっているけれども、結局ウェットランドからは離れられないワタクシなのでありました…。

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阿寒湖

天気予報はほとんど一日中雨と言うことでしたが、朝起きてみたら雨は小止み状態で、唐突に思いついて阿寒湖まで行ってみることにしました。

釧路駅からバスで約2時間かかりますが、車窓の風景も楽しめるからまぁいいのだ。

もっていた阿寒バスの時刻表は、観光客がよく使いそうな施設の通過時刻だけが書かれていたのですが、実は普通の路線バス。乗降客がいれば、通過するどのバス停にも止まります。

乗ったのは7:20釧路駅発。出発してから30分経たずに高校生が次々と乗ってきて、スクールバス状態になりました。

どこまで行くのかな~と思ってみていると、みんな一斉に「阿寒高校」のバス停でおりてゆきまして、長い子なんか一時間近くバスにゆられて通学しているんですね。頭が下がります。

しかし、そのバス停を過ぎると乗客はわたしだけ。「20線」「25線」など、地名ではなく、おそらくこの幹線道路と直交している細い道路の名前をとったと思われるバス停の名前が続く。

圧倒的に家が少なく、畑、牧草地、牧場、林…。それでもちっとも見飽きない。

2時間の旅があっという間に過ぎまして、阿寒湖のバスセンターに9:20到着。

11090003とりあえず阿寒湖畔にあるエコミュージアム方面へ行ってみようと思ったのですが、途中で遊覧船乗り場を見つけました。

一時間に一本程度運行している船が、あと10分ほどで出発、というタイミングだったので先に遊覧船に乗ることにしました。

何たって、雨だけでなく霧もたちこめて、湖畔からはご覧の通り眺望がきかない。

Dsc_1302船からなら雨にも濡れずに自然状態の岸を眺めたりもできるだろうからちょっとは楽しめるかと思ったのでした。

船が最初に向かったのは、湖の北東部にあるチュウルイ島。ここにマリモの展示館がある。

15分ほどの停泊の間に展示館内を観覧。

Dsc_1305直径40cmほどもあるようなマリモも展示されていてちょっと驚く。

以前は天然マリモが見られるところまで遊覧船が行っていたらしいが、船の起こす波がマリモに悪影響をおよぼすということで、展示館でマリモを見るというコースになったそうだ。

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←マリモについて、詳しくはこちらのバナーからリンクを貼ってありますのでどうぞ。http://marimo.xrea.jp/

Dsc_1308展示館の外に水槽があって、阿寒湖の魚が展示してあるハズだったのだが、そろそろ冬支度のためか、水槽の中身は空っぽだった。残念。

また、晴れていればこの島からの眺めもたいへん美しいらしいのだが、霧のために湖岸より遠くはほとんど何も見えない。

Dsc_1312そんなわけで、島の植物をいろいろ観察しているうちに、あっという間に上船時間。

11090004

11090006Dsc_1340 船が次に向かったのは、湖の東南方面にある「滝口」という名の景勝地。

途中目にする湖岸の木々の枝振りが個性的でとても気になる。 

Dsc_1352

Dsc_1345









遊覧船が船着き場に戻るころ、やや霧が晴れてきました。

Dsc_1354

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弁天ヶ浜と釧路崎

11月8日。

今日は釧路市街地を抜けて海辺へ。

11080001

とりあえず、幣舞橋を渡ってそのまま富士見坂桜ヶ丘通りというのを南下。

しかし、通りで目にする植物達に引き寄せられて、なかなかスタスタと道を歩けないワタシ。

あちこちで道路脇の植え込みやお庭の植物にひっかかりながら千代の浦着。

11080008金網があって海へ降りられない…。

漁港の方へ行けばとりあえず海の間近には行けますが、浜を歩きたい。

11080012そのまま日和って春採湖へ行こうか、はたまた遠くに見える、海にせり出す丘まで行ってみようかとも思いましたが、初心貫徹、弁天ヶ浜を目指して、西に歩を進めることにしました。

11080015

アカツメクサが咲いている。写真は撮らなかったけど、シロツメクサも生えていました。

沖縄でも両種を見ることができるので、ずいぶんと適応範囲が広いんですね。

11080018

       

Dsc_1268右往左往しながら再び海辺に出ました。金網はありません、が。

一段低いところに線路が走っていて、海はさらにその向こう。わたしの持っている地図には線路なんて載ってなかったぞ~。

しかも線路の下は垂直護岸らしい。

Dsc_1265a気を取り直して目の前の波消しブロックをよく見ると、鳥がたくさんとまっています。

鵜のようです。

それにしても複雑な形の波消しブロックですね。

Dsc_1268a海の近くで目についた植物たち。

Dsc_1268dこちらはふわふわだ~。

この葉は雪が降っても枯れることなくこのまま春までがんばるのでしょうか。 

11080033 ふたたび弁天ヶ浜を目指して、一番海に近いと思われる道を歩きつつ住宅街をさまよう。

11080037

11080038

11080043ようやく弁天ヶ浜に辿り着きました。

海辺は基本的に小高い丘になっているんだな。釧路湿原は、陸側も海側も、どうやら全面的に丘に囲まれているようだ。

だから、すぐ海辺であっても、街の中からはほとんど海が見えない。

いつか機会があったらちゃんと釧路市立博物館へ行って地史のお勉強をしてこよう。

11080044弁天ヶ浜の砂粒は黒と茶色が基本。火山性の岩石が砕け、波に磨かれて丸い粒になったような感じ。

海藻とカニ殻がたくさん打ちあがっていました。他には牡蠣とアサリとザルガイの仲間(たぶんエゾイシカゲガイ)。

波消しブロックには、もちろんタマキビの仲間やカサガイの仲間もくっついていました。

11080049

ハマナスの実がまだ瑞々しい。思わず二つ三つほおばってしまった。

11080055さらに海辺に沿って西へ向かう。

海辺にそそり立つ丘の上から下を眺めると、別の浜が目に入りました。弁天ヶ浜はこのアングルだと後方に位置します。

単眼鏡で前の浜を観察すると、足あとが見えます。どこからか道が繋がっているはず!

11080059再びできるだけ海から離れないように道をとりながら住宅街を抜け、米町コミュニティー集会所の看板のある通りを突き当たりまで進むと、下界(?)へおりる階段が出現。

11080058…どちらかというと、津波や石油基地の事故など、万一の時に丘の下に住む人があがってくるための階段らしいけど。

Dsc_1283浜の西側は真っ黒けの物体が積み上げてある。石炭だろうか。

鉄道はこれを積み出すためのもの?

Dsc_1279線路を渡ると、浜に出ました。 

Dsc_1271

弁天ヶ浜より広い浜です。

Dsc_1273左手、不思議な形の赤い建物は釧路崎灯台。白くない灯台をはじめてみました。

赤の間の帯の部分と一階部分も黄色。派手です。先ほど近くを通ったときには、レストランか何かかと思いました。

入り口には冬期閉鎖中、という札がかかっていました。

11080063

釧路崎の浜には様々な海藻のほか、海草や、やっぱりカニ殻がたくさん打ちあがっていました。

11080064カニ殻の内側が青い。

11080066そういえばビーチグラスも多かった。

これは誰かが集めて草むらにおいていったもの。

Dsc_1276それから、砂岩(?)。

平たく磨かれた、おもしろい表情の石を多数見つけました。

Dsc_1283b午後から雨との予報だったので、午後1時をすぎたあたりで海辺をあとにして、ゆるゆると街の方へ向かいます。

Dsc_1288偶然通りかかった米町展望台から、街の地理を確認。

Dsc_1283a展望台近くのトイレを利用したら、

「11月8日から冬期間のため閉鎖致します」の貼り紙が。

おそらく夕方までには鍵がかけられるんでしょうね。

そういえば、釧路湿原の細岡展望台付近の公衆トイレも、シャッターがおりていて使えませんでした。

冬になったら公衆トイレが使えなくなるというのは、水道管の管理のことを考えると当たり前なのでしょうが、凍結の心配がない地域から来るとこんなことにも驚ろいてしまいます。

(あぁ、本当にどこへ行ってもトイレレポートをしてしまうなぁ。)

Dsc_1290雨がパラパラしはじめたので、本日の野外活動はこれにて終了。

その後は駅周辺のスーパーや和商市場などを見てまわりました。スーパーで売られている魚介類の新鮮で安くておいしそうなのにびっくり。

Dsc_1291a最後にオマケ。小さな雪囲い、ですよね。

 

   

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釧路湿原!

2010年11月7日。 釧路地方の天気予報は晴れ、予想最高気温は15℃。この時期にしてはかなりあたたかい。いざ、湿原へ!

Dsc_11999:05 釧路駅発 網走行き(!)
    快速しれとこに乗って、
Dsc_12049:25 釧路湿原駅到着。

細岡展望台に向かう。

Dsc_1206駅は湿原に迫る丘とのはざまにある。丘の上に向かって伸びる階段をずんずん登るとクマザサの広場に行き当たり、さらに坂道をのぼってゆくと展望台がある。

有名な「細岡展望台」の少し手前に「展望広場」というのがあり、ベンチなどもしつらえてあったので、わたしはまずベンチに座り、こころゆくまで広大な景色を堪能しました。

Dsc_1212a

向こうの丘とこちらの丘の間が全部湿原。

向こうの丘に建っているもの以外、人工物が目に入らない。鉄道も道路もこちらの丘のすぐ麓を走っているから、当然視界に入らない。送電線も、鉄塔も見えない。車の排気ガスも騒音も感じない。

風で揺れる木の枝や草、枯れ葉が奏でる音。鳥の声。

晴れ渡る空。

なんて気持ちがいいんだろう! 30分ほども展望広場でいい空気を吸い、眺めを目に焼き付け、細岡展望台へ。

60歳前後とおぼしき二人姉妹とそのお母さまの、三人連れに会う。三人が乗ってきたタクシーの運転手さんが、展望台から見えるあれこれを解説しているのを、横から拝聴。

「細岡展望台からは釧路川が見えるけれども、対岸にある釧路市展望台からは川は見えないから、わたしは断然こちらがおすすめ」だって。

なるほど。一口に湿原が見える展望台といっても、眺めにそんな違いがあるとは、来てみないとわからないよね。

それを聞いていた80代とおぼしきお母さま。「わたしの若い頃と、かわりませんよ。昔々ね、来たことがあるんです。」

きっと、50年くらい前の話だろう。50年前と変わらない風景が残っているなんて、それだけですごいことだ、と、海も山も開発されつくされそうな沖縄から来たわたしは思ってしまう。

Dsc_1214 さて、帰りの列車までまだ時間があるので、駅とは反対方向に歩いてみることにしました。

日射しを受けて輝くシラカバ!

Dsc_1218 林床まですっかり陽光が届いて、明るい小径です。道の脇に貯まった枯れ葉をカサカサ鳴らしながら歩いたり、道のまん中を歩いたりして楽しみました。

夏には緑濃いんでしょうね。鳥のさえずりもこの季節よりたくさん聴けるかも知れません。

そういう時期にも、もう一度来てみたいです。

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日当たりのいい林道脇に積もった枯れ葉の上に、トンボが舞い降りました。

口をもぐもぐ動かして、捕まえた何かを食べています。

そういえば展望広場でボンヤリしている間にも真っ黒くてモコモコした毛虫や、アリやクモが足元を歩いておりました。

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ホドホドのところで引き返して釧路湿原駅をスルーし、細岡駅方面へ向かいます。

道は緩やかにカーブしつつ高度を下げて、ついに湿地が目の前にあらわれました。

ヤチボウズが木々の根元に見えています。

まだ若干緑が残っていますが、春先の芽吹きが想像できません。

このモコモコがどんな風に緑になってゆくのだろう。

…と、思って、いま画像検索してみたら、ギャー、オモシロイ。

Photoこの枯れた坊主の天辺から瑞々しい緑の葉がツンツンと生えている~! やはりこれは自分の目で見てみたいです。

←霧多布湿原のヤチボウズ
 ※ 『フリー写真素材集 旅Photo』
   写真No.188 を拝借。

Dsc_1243踏切を渡って少し歩いたら、道路は川のすぐ脇に出た。

Dsc_1245釣り人が5~6名来ていた。

あぁそれにしても護岸されていない川岸の眺めの心地よさ!

Dsc_1249葉を落とした山の木々を通して向こう側の空が見える~!

まるで日本昔話の挿し絵の世界。 初めて見る光景だ…。

 

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飛行機から見えた、丘が丸ごと黄葉している風景も地上から見ることができました。

細岡駅から釧路駅に戻ろうと思っていたけれども、ついふらふらと網走方面行きの列車に乗り、一駅先の塘路まで行ってしまった。

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何年も前に一度釧路旅行を計画していたときに、泊まりたい宿が塘路にあったんだよね。

写真は塘路駅にて、除雪用の列車(ラッセル車っていうのかな)。これもはじめて見ました。

Dsc_1257a塘路湖を見て、

Dsc_1259またもや路傍の花にハッとし、

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自然にかえろうとしている家を見て、なんとなく北国の冬の厳しさを感じつつ

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再び塘路駅から釧路駅行きの列車に乗りました。普通ならここで今日の旅の話は終わるのですが。

最後にもうひとつ、特筆すべき出来事がありました。

遠矢から東釧路の区間で野生のタンチョウヅルを見ることができました。

やや拓けた平地(畑か牧草地か?)の際に生えた木立の側に、三羽が集まっておりました。木立は線路と平地を区切るように並んでいましたが、すっかり葉を落としていたので、そのすぐ向こうにいるツルたちの様子を見ることができたのです。

もうすっかり西に傾いた赤っぽい日射しを受けながら、三羽のうち二羽がかわるがわるふわりと舞い上がり舞いおりる光景が脳裏から離れません。

車窓から眺めたその光景はあまりに美しく、また一瞬で過ぎ去ってしまったので、「あれは実際に見た光景だったのだろうか、それとも脳内で捏造した幻だったろうか?」という奇妙な感覚を覚えました。

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晩秋の風景、もしくは日照時間と県民性

Dsc_117311月6日の続きです。

鶴公園をあとにして、再び釧路空港です。

なぜならば。空港から予約済みホテルの位置する市街地まではリムジンバスが多数出ているのですが、鶴公園からの路線バスは本数が少ないため、荷物を空港のコインロッカーに預けて鶴公園に行ったからです。

しかし、そう都合のいい時間にリムジンバスが出ているわけもなく(到着便に合わせて出発する)、さらに1時間ほど空港周辺を散策。

Dsc_1178フキがわさわさ生えているのにびっくり。

ほとんど「雑草」状態です。

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Dsc_1180キノコ発見。

Dsc_1184カシワって、北海道にも生えているんですねぇ。残念ながらご覧の通りすでにすっかり枯れていましたが、葉っぱは「かしわ餅」のあの良い香りがしておりました。

Dsc_1186カシワのどんぐり…の、ざぶとん。どんぐり本体は発見できず。

生きものたちがすっかり食べたり隠したりしたのでしょうか? 場所は空港駐車場の周回道路脇ですが、何キロと離れていない鶴公園にキツネが出るくらいですから、リスくらいはいそうです。

Dsc_1174ありふれた花でも、晩秋の景色の中に見つけると、ハッとします。

それにしても太陽光のなんと穏やかなことか。

午後2時過ぎなのに、沖縄から来たわたしの感覚では、もう夕方の気配。

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Dsc_1193 Dsc_1194 

ホテル最寄りのバス停に着いたのは16:00すぎ。そこからホテルに向かう途中でちょうど海に沈みゆく夕日を眺めることができました。日が沈んだら途端に風が冷たく感じたのは気のせいか?

それにしても。沖縄と比べると、日没は2時間くらい差がある! 

ということは。早朝から行動しないとあっという間に日が暮れると言うことですね…。

他府県と比べると、沖縄は日暮れが遅く冬の夜でも凍えるほど寒くはならない。沖縄の人の宵っ張りなわけが、体感できました。         

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そうして北の大地へやってきた。

飛行機の窓から初めて眺めた北海道は、黄葉が美しかった。

多くの木々はもうすでに葉を落としていたのだけれど、ポコポコと連なる小さな丘は、場所によって山全体が黄色に染まっていた。ごく低い位置から射す太陽光を浴びて、その黄色は柔らかに輝いていた。

その光景を見ただけで、着陸する前にすでに満足していたという、不思議な旅のはじまり。

窓に貼り付くようにして外を見ていたわたしですが、さすがに着陸の瞬間はまっすぐ座っていた方が体への負担が少ないので、それなりに高度を測っていたのでした。

が、まだ高度があると思っていたら、いきなり着陸の衝撃がきたのでびっくり。空港は丘の上にあったのでした。

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空港外の気温表示は9.8℃。

寒いです。空港内でしっかり着込みました。

Dsc_1152路線バスで、空港最寄りの施設、「釧路市丹頂鶴自然公園」へ。絶滅の危機にあったタンチョウヅルの保護増殖のために開園されたよし。

ここでは半飼育状態の丹頂鶴を通年見ることができます。

Dsc_1164基本的にはつがいで飼育していて、お隣さん夫婦との縄張りの境界を明確にするために金網で囲ってはあるけれども、天井は開いているのでツルたちは出かけたいときに出かけている、という。

※つがいの二羽が飛び立とうとしているところ。一羽はふわりと舞い上がり、一羽は取り残されてしまった。

11060007園内はもともとの環境をうまく利用しているそうで、湿地そのもの。敷地の外から流れてきた川がツルたちの居住空間を潤している。

その川は釧路川に繋がっているので、敷地外からうっかりやってきた小魚たちはしっかりツルの餌になっているそうだ。ときには鮭も遡上して来るという。

ツルはさすがに鮭を食べたりしないようだが、昆虫や木の実など、結構なんでも食べるらしい。

Dsc_1166毎日午後一時すぎに給餌がある。ツルたちはその時間をちゃんと心得ていて、ほとんどのツルが飼育場で待ちかまえていると飼育担当の方が教えてくれた。

ここで与えられる餌はウグイとトウモロコシ。

Dsc_1171ことし七月に孵った幼鳥のいるケージ。一家揃って人なつこく、飼育員さんから直接魚を受け取っている。

全部のケージの餌やりを見せていただいたが、ツルにもそれぞれ個性があるのが見て取れた。飼育員さんがまだ隣のケージで餌を与えているうちから近づいて来て、受け取ったその場で魚を食べてしまうのはこの家族だけだった。

Dsc_1168他のケージでは直接受け取っても少し離れてから食べるとか、放り投げてもらったのを拾い、用心深げに葦などの物陰まで運んでから食べるとか、いろいろ。

おしなべて雌の方が用心深いようである。

実は、ここのツルは雌の風切羽を切ってあるとのこと。さっき飛び立ったのは雄で、取り残されたのは雌だったわけだ。

Dsc_1156タンチョウヅルはつがいの一方がけがをして動けなくなったりすると、その連れあいも寄り添って、渡りの時期になっても一方を置いて渡っていくことはないとのこと。

また、連れあいを亡くしたツルは、その亡骸が雪に埋もれたり、他の動物に食べられたりして姿形が見えなくなるまで、やはりそばを離れないのだそうだ。

Dsc_1158この公園ではつまり、そういうツルの習性を利用して、雌の風切羽を切り、「半自然状態」での飼育に成功した、というわけなのだろう。

10年以上前に豊岡で見た、狭いケージに一羽ずつ飼われていたコウノトリよりはマシなのかな。。。

しかし、タンチョウの縄張り意識はかなり強いらしい。金網の囲いは、通路に面しては40mほどだったかな、そうして奥行きは400mあるのだけれども、本来のツルのナワバリからするとかなり狭いらしく、しょっちゅうお隣さんと小競り合いが起こるとのこと。

金網にくちばしを引っかけてくちばしを怪我したり折ってしまう雄が多いそうだ。実際、幼鳥と三羽で暮らしている一家の大黒柱は、くちばしの先が一部欠けていた。

11060018ところで、「空室」であるはずの飼育場を勝手に占拠(?)しているのは、この公園で育った雄のタンチョウ。

立派に育って一時は公園を離れ自活していたのだが、足を怪我してしまい、自ら「空室」に舞い戻ってきたという。

その前にこのワカモノは両親と一悶着あったらしく、それだけでも一つの物語になりそうですが、くわしくは鶴公園のブログでどうぞ。

Dsc_1161さて話はかわって、この公園の金網には、ところどころカメラや望遠鏡でツルを観察するための穴が開けてあります。

が、どの穴にも写真のようにかわいい蓋がしてあるので、最初は穴があることに気付きませんでした。「キツネの侵入を防ぐため」とのこと。

11060020こちらの穴はツルの足形プレートで蓋してありました。

ツルの足、でかいです。

※左は男性用手袋をはめた我が手なり。

11060012園内を流れる川で見つけた(多分)レンズヒラマキの仲間。

ふと目を上げると、ちょうど近くにいたタンチョウが羽繕いをしていた。

111907ふわりと飛んでくる羽。その繊細で美しいこと! 羽の付け根の方がふわふわと風に揺らいで、うっとりしてしまう。

111904「鶴女房」の昔話は、ツルの情の深いことと、この美しい羽とを観察していた先人達から生まれてきたわけですね。ナットク。

しかしこの羽、かなりケモノっぽいニオイがします。鳥類なのに、ちょっと意外!?

      

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国立公園・野生生物ライブ映像

航空会社から「積算マイル」のお知らせがきた。

ついに、やっと、航空券に交換できるだけたまった~♪

十数年前から何度も具体的に計画しつつ、様々な理由で行くことができなかった北の大地へ行くのじゃ!

というわけで、ネットでいろいろと情報を検索していたらステキなサイトを見つけた。国立公園内所に設置された定点カメラからのライブ画像が見られるサイト。

例えば○○湖にはハクチョウが渡ってきているとか、△△山は紅葉の盛りだとか、そういう様子がチェックできる。

まぁ、今の日本社会のシステムでは、「今だ!」と思ってすぐ旅できる人ってとても少ないだろうけれど、国内のいろいろなところにカメラが設置してあるので、むしろ旅できないときに旅行気分を味わうのに良いかも知れない。

光学鼠をポチポチとクリックするだけで、冠雪した北の山から、常緑樹が強い日射しを照り返す南の島まで、日本列島を縦断できてしまう。カメラの画角からはずれている自然環境の広がりまで想像すると、楽しみはさらに広がる。

興味のある方は下記URLからどうぞ。

「インターネット自然研究所」
http://www.sizenken.biodic.go.jp/index.html

>国立公園・野生生物ライブ映像
http://www.sizenken.biodic.go.jp/pc/live/html/live_01.html

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雑誌 『ソトコト』 11月号に友人登場。

やや古いネタなんですが。ひと月ほど前に発行された月刊雑誌『ソトコト』に、「ハチの干潟調査隊」の岡田和樹君が載っていました。

掲載されている写真はとってもかっこいいです。記事もなかなかよく書けていて、彼とハチの干潟との関わりについて、結構丁寧に取材したようです。

でも、彼が今現在かかわっている上関のことにはまったく触れられていませんでした。実に残念。

「なんでかな~、今まさに、そちらの方がホットなのに」。と思いつつ、県内に住むトモダチが持ってきてくれたその雑誌をパラパラ見ていたら、「オール電化」と「エコキュート」の宣伝がババーンと載っていました。

なるほど、電力会社がらみのスポンサーがいるわけですね。どうりで、どうりで…。

『ソトコト』  http://www.sotokoto.net/jp/

ハチの干潟調査隊 http://www.geocities.jp/pipipopo227/index.html

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