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映画 『ホームレス ワールドカップ』 その1

Bn53087

世の中、ワールドカップで盛り上がってますねぇ…。わたくし、スポーツ観戦にはほとんど興味がありません。

なのに、この映画のどこにひっかかったかというと、「ホームレス」の方であります。

新卒で正規雇用の社員になり損ねた。あるいは、正規雇用のハードワークには耐えられなかった。

今の日本である程度の年齢になれば、特殊技能でもない限り、正規雇用を望むのはほとんど不可能だ。仕事は常に非正規雇用となる。

景気の風向きでいつクビになるか分からない。どんなに生活を切りつめてもどんどん減っていく預金残高。あるいは増えていく借金。払えない国保税と年金。健康弱者は経済弱者、ともきいたことがある。

将来のことなんて考えられない。不安の種ばかりが身の回りにあふれている状態。

泣きつくことのできる家族がいればいいけれど、もしいなかったら? いたとしても、そりが合わなかったら? 

非正規雇用率が3割を越えている今、そんなこと、いくらでもありうる。そうして、日本の社会保障制度は、若年層に冷たい。「家族」のセーフティーネットに頼りすぎているのだ。事実、わたしはかなりリアルに「明日は我が身」と感じていた時期があった。

また、「ホームレス」と「サッカー」を繋げにくい人もいるかもしれない。学齢期でない人のスポーツというのはおおむね「余暇活動」とか「娯楽」とか捉えられるからね。

けれども、それこそが実は「人間として」必要なことなのだ。人は、歯車のように働くために生まれてきたのか? 否。 苦しむために生まれてきたのか? 否。 

ホームレス状態にある人のほとんどは孤立している。「目標を持つ」とか、「仲間がいる」とか、「達成感を得る」とか、あるいはもっと根元的な「喜びを感じる」とか「楽しむ」とかいった、多くの人があたりまえに享受していることから、あまりにも遠ざけられてしまっているのだ。

ここで、ホームレス・サッカーワールドカップ 日本代表 “ 野武士ジャパン ” のホームページから、一部を引用して紹介したい。

ボールさえあればどこでもできるサッカーは貧富や年齢、人種に関係なく人をつなぐことができる最高のツール。(中略)
ホームレス ワールドカップは、ホームレスの人のみが選手として参加できるミニサッカーの世界大会

なのだ。

(続く)

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