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田尻町の人工干潟

話は15日にさかのぼる。福山から鞆に向かうバスの車窓から、気になる光景をみました。

干潟で潮干狩りをする人々の様子。それから、「漁業組合員以外立入禁止」の看板。

031802そうして今日、18日。

いつも通り早朝に目が覚めたわたしは、その干潟へ行くことにしました。歩けば30分くらいかかりそうでしたが、バスなら5分。朝飯前の一仕事です。

ちょうど日の出とともに「十三仏入口」というバス停でバスを降りました。

広島県福山市田尻町の海岸。波打ち際には黒っぽい石がゴロゴロしています。

031803ところが浜沿いに北へ歩き、岸から沖へ伸びる堤防を一つ越えると、突如として白っぽい砂浜が現れました。

なんだ、なんだ? 

一旦道路側に出て、何か表示がないか確かめる。

031806「この海域の干潟は、福山市漁協の漁業者が生活の為の施設で漁業権区域です。」

推察するに漁協がつくった人工干潟、ということだろう。バスからみえたのは、ここで「組合員」もしくは「1000円払って入場した人」がアサリを獲る風景だったのですね。

確かにこの区域にはアサリとマテガイとツメタガイの殻がたくさん落ちていた。でも、ものすごく単調。他に落ちていたのは牡蠣の殻くらい。

砂を入れていないところの方が明らかに多様性は高かったです。やはり牡蠣の殻が一番多かったけれど、ざっと見ただけでもウチムラサキやアカニシ、ナミマガシワ、フネガイの仲間やトリガイのようなのも落ちていました。031807

それに、投入された砂は、どこから採ってきたんでしょうね。瀬戸内では採砂できないはずだし、砂を入れるにも莫大なお金がかかっているはず。この人工干潟でとれるものはそれに見合うのかな。

しかも、無理に投入した砂は流されて行く一方です(この写真であらわにみえる石は、本来砂の中に埋まっているべき基礎部分)。

さらにここから流れ出た砂は周辺の生態系(=漁場)を破壊してゆくだろうし。全体を見渡せば、たぶん見合わないと思うのだけれど…。

場所は地図↓をご参照ください。

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