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鞆 こぼれ話

031857昨日書いた対潮楼を下から見上げる角度で撮りました。

実はこの写真を撮った地点(県道)は、昭和30年代の埋立でつくられたものだそうです。

031853埋立前に撮影された昭和30年代の写真が福禅寺にあって、お寺の方の了承を得て接写させていただきました。 

そもそも対潮楼は海にせり出す岩の上に石垣を築き、そこへ建てられたのだそうです。この写真からは自然と調和した建物の美しさも感じることが出来ます。

当時の対潮楼からは、波の音も聞こえただろうし、今よりもっと濃厚に潮の香りもしていたでしょう。

朝鮮通信使の従事官、李邦彦という人は、ここに「日東第一形勝」という書を残したそうですが、海という大自然にせり出すように建てられた立派な座敷から眺める景色だったからこそ「日東第一形勝」だったわけで、おそらくそれは瀬戸内の風景という視覚的なものだけを誉めたのではないと、わたしは感じました。

福禅寺(対潮楼)でいただいたリーフレットには、「江戸時代からこの形勝を眺めに多くの旅人が訪れました。」と書かれていますが、今のように誰もが対潮楼に上がって座敷から「日東第一」の景色を見ていたとは思えず、海の岩の上に立てられた寺と対潮楼そのものが一見の価値ある建築物だったとも読みとれます。

そこで、「そういう景観も残しておいて欲しかった」と思うのは、よそ者の勝手な懐古趣味でしょうか。

なお、対潮楼は国の史跡に指定されています。

---閑話休題---

031860 ところでこちらは「鞆の浦」バス停前の堤防に連なるブルーシートの小屋の一つ。

その日水揚げされたサヨリやシタビラメを手早く捌き、一夜干しをつくって直売しています。

この小屋では、サヨリは15匹くらい入って500円、シタビラメは3匹500円。他にテナガダコやアナゴなどの一夜干しもありました。

0316053また、わたしは立ち寄らなかったのですが、一夜干しをその場で焼いて食べさせてくれる小屋もありました。

潮風に吹かれ、火に当たりながら炙りたての一夜干しを食べるというのは最高でしょうね。とくに、酒飲みにはたまらんシチュエーションかも知れません。

現にその小屋ではオッチャン達が酒を片手に談笑しておりました。

そういえば海辺のまちに猫はつきものですが、鞆ではあまり猫をみかけませんでした。かわりに一夜干し直売所の前で、ワンコが気持ちよさそうにお昼寝していました。

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