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泡瀬ナイトウォッチ

120329 ひさびさに泡瀬干潟を歩きました。

友だちと、そのまた友だちと、一緒に歩きました。

12月2日から3日にかけての、月夜の晩に。

120303干潟を塞ぐようにつくられた埋立地のせいで潮流がかわりました。

あるところでは砂がたまり、あるところでは持ち去られるなど、底質が変化し続けています。

そうして水が濁り、海草場は衰退して、ますます底質が不安定になり、環境の変化に弱い貝類も激減しています。

120312ところが、おそらくは底質がむき出しになったせいで、巻貝類は以前より目に付きやすくなりました。

これもなんだか悲しい変化です。

120306そんななかでも、ちゃんと命のバトンは渡され続けています。これはタマガイ類の卵塊で通称「砂茶碗」。

帯状に生み出された卵に砂や泥が自然と付着するようになっているのか、それとも卵を生みつつ泥や砂を練り込んでこのような形に仕上げられたものなのか。

生んでいるところを見たことがないので、わたしにとってはまさに神秘なのですが、今回、最大の発見は、この砂茶碗にありました。と、いうのも…

120326_1砂茶碗を手のひらにのせて、はじめて泡瀬を歩くみなさんに見てもらっていたら。

ふとした拍子に光に照らされた砂茶碗の構造が透けて見えたのでした。

おそらく、透けている粒々が卵、黒いところは砂や泥のようです。卵は一層ずつ薄い膜状になっているのですね。

卵と砂はどんな風に混ざっているのか、卵は目に見える大きさなのか、などなど謎が少しだけとけました。

120324そのほかハッとしたこと。

ほかのみなさんが見つけたのですが

延縄の針に掛かったおっきな魚が潮の引いた干潟に取り残されていたり

(ギョッ!!!)

120334 これまた引き潮に乗り遅れて、トゲアナエビか何かの巣穴に頭だけつっこんで隠れたつもりになっていたウミヘビさんに出会ったり…

オトヒメエビがすんでいるイソギンチャクも、まだあちこちで見かけました。

120336堤防に戻ってからの振り返り。

わたしは以前、こう思っていました。

「泡瀬の埋立計画がとまって、いつかカメラなど持たずに貝だけ採りに来るような日が来ればいい」と。

現実には逆の状態になりました。

泡瀬の埋立計画は中断しています。けれどもわたしは、どんな生きものが生きていたのかをカメラで撮影だけして、何も採らずに帰ってきました。

それほど生きものたちは減っています。

どうかこのまま埋立が中止になりますよう…

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