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人類の過ち

1104_0484明日から山口県にある上関原発建設予定地付近を歩く予定で、大阪から新幹線に乗りました。

一気に山口まで行くのも少々疲れるし、原子力つながりということもあって、広島で途中下車。はじめて原爆ドームと平和資料館を訪ねました。

1104_0495 実際に見た原爆ドームは、想像より小さな建物でした。おそらくは、現在、まわりに建っているビルが大きすぎるのでしょう。

1104案内板を見ると、やはり当時としては相当に大きくて立派な建物だったことがわかりました。

現在の原爆ドームは、飴細工のように曲がった鉄骨、焼けた煉瓦、屋内に散乱する瓦礫などが原爆の威力の恐ろしさを伝え、悲しみを感じるとともに平和を祈念せずにはいられない様相をたたえています。

けれどもすべてが灰燼に帰した当時は、広島市内にわずかに残された「建物」であり、数少ない目印の一つとして、とても大切に思われたのではないかと、そんなことを感じたのでした。

1104_0480原爆ドームのまわりにめぐらされた柵にとまるスズメたち。この近くで、鳥の餌を撒く人がいて、それを待っているのでした。

天気の良い午後の昼下がり、公園で見られる平和そのものの光景と、その背景にあるドームとのギャップに複雑な思いでした。

1104_0503資料館の中で見た、広島に落とされた原爆の実物大模型。2mほどしかないように見えた。

こんな小さな爆弾に、大きな町ひとつを壊滅させるだけのとてつもない威力があり、放射能の影響も長い時間残るわけです。

いくら「平和利用」といっても、廃棄物を安全に処理することもできず、稼働中の出力調整すらできない原子力発電には疑問を感じずにいられません。   

1104_0509これは山口県の上関(かみのせき)で原子力発電所を建設しようとしている中国電力の本社ビルです。平和祈念公園の近くにあるのでついでに足を伸ばしました。

たいそうご立派な建物で、たいへんに儲かっている様子です。 オール電化促進の垂れ幕がはためいていましたが、一つのエネルギーに頼るのは危機管理的にいかがなものか。

1104_0500平和祈念公園の献花台モニュメントには、

 「安らかに眠ってください
  過ちは繰返しませんから」

と刻まれています。

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