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白壁の町並み 山口県柳井市

徳山のウィークリーマンションに到着して、ちゃんと自炊できることを確認し、一晩泊まって特に不具合がないことを確認すると、ちょっと余裕ができました。

1105_0531昼食用のにぎりめしを二つ持つと、列車に40分ほどゆられて柳井までやってきました。田名埠頭へのバスは、この柳井から出ているからです。

さらに、徳山の宿に貼られてあった地図で、偶然「白壁の町並み」という案内を見つけました。それで、ついでにちょっと町を見物してみることにしました。

格子やなまこ壁が美しい古い町並です。

1105_0552国の重要文化財になっているという「国森家住宅」を見学してみました。

立派な梁が黒光りしています。

ここはかつて大きな商いをする油屋さんだったそうです。

この辺りは建物が密集して建っているので、火事をおそれて、なるべく燃えにくい造りになっているそうです。

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屋敷全体が蔵づくりになっていて、断熱材となる藁を練り込んだ分厚い土壁に、漆喰が塗りこめてあります。

屋根は、まず杉板で葺いて、そのうえに泥を載せ、それから瓦を葺くという念の入れよう。

1105_0556 その重たい屋根を支えるために、大きな柱が屋敷の四隅ではなく中程に四本立っていて、そこに横木を渡し、さらにそのうえに井桁に梁を渡すという造りになっている。

当時、一階には小売りの店や主の居間、豪華な商談の間などがあり、二階は倉庫として使っていました。

倉庫と言っても、商品の在庫や金庫など、大切なものはみんなここにおいてあったそうです。

1105_0559だから当時、二階へ上がる階段はたいへん急な造りの隠し階段ひとつだけだったそうです。

※今は見学者のために緩やかで登りやすい階段が造られている。

1105_0558_2万一、押し込みがお店に入ったときには、主従一同二階に上がり、階段に板で蓋をして、さらに重たい長持ちを載せ、難を逃れるという仕組みになっていたそうです。

また、まちで火事が起これば、土壁のような防火扉をしっかり閉めて、隙間に味噌を塗りこんで目張りにしたそうだ。当時はどの家でも味噌は自家製だったから樽にたっぷりあったらしい。

よく考えられていますねぇ。

1105_0560これは客間においてある、屋久杉をくりぬいた贅沢なつくりの火鉢と茶箪笥。

この部屋は、天井にも屋久杉を使ってあるのだとか。どんだけ贅沢やねん。

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こちらは、道に面した小売りのお店部分。夜は戸締まりをしてから、店の若い者がここに寝泊まりし、朝になると跳ね板をあげて、そこへ煎餅布団をのせていたそうな。

戸板の上が押入になっていたなんてちょっと驚きですが、すごく合理的な空間利用ですね。

しかし、日本家屋というのは基本的に夏向きに造られているので、冬はものすごく冷えて困ると、この家の方は話してくださいました。

とりわけ、土壁は夏の夜のうちに湿気を含んで、昼間はそれを放出しつつ気化熱でひんやり。一方、冬はしっかり畜冷してくれますから、これからの季節は辛いでしょうねぇ…

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ご飯を食べながら見ている人がいたらスミマセン。 どうもわたくし、中国や韓国で衝撃 [続きを読む]

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