浦添の海岸で埋立が始まっていた。
6月25日のことじゃった。
本土からのお客様二名とわたしを乗せたOさんの車は、那覇から沖縄市に向けて国道58号線を北上していた。
Oさんがふらりと寄ってくれたのは、浦添市の西海岸。ほとんど全面的に米軍基地(キャンプ・キンザー)に阻まれて、普通の市民はあまり目にすることがない浜だが、実は誰でも入れる海なのである。
潮が引けばサンゴの岩礁から細かい砂の干潟、それに海草場と多様性に富んだ環境が現れる。
写真手前の海の部分が黒く見えるのは、この辺り一面、大型海草類が生えているから。
そうして右手から白くのびている帯状の部分が自然海岸「だった」。ここからはじんわりと水がしみだして、その水がおそらく海草場を育んでいたわけだけれども、その大切な海岸地帯を踏みつけつつ、重機が埋立を始めていた。
58号線の渋滞緩和のために、もう一本、道を通すんだとさ。
これまでも車の台数と道路の拡張はイタチごっこだった。今や「チキュー オンダンカ ボウシ」のために車の台数を減らしてゆくとか、そういう方向で渋滞緩和を考えるべき時代じゃないのかね。なーにが観光立県だっつうの。
貴重な自然海岸を埋めて道路つくって、いったい何が残るというのだ。
※写真は地図左下の「西洲」から、矢印方面に向けて撮ったものです。 (出典:Yahoo地図)
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