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ハボウキチェック

久しぶりに夜の生物調査(仮称;ハボウキチェック)に参加した。

ハボウキというのは、今このブログのタイトル画像に使っている二枚貝の名前。

この貝は、足糸とよばれる根っこのようなもので海底の砂にくっついて移動しない。だから環境変化の指標になりそうだと考えて、仲間たちが継続的に定点で生息状況をチェックしているわけだ。

主目的はハボウキの調査だけれども、干潟を歩けばいろんなモノが目に入ってくる。

020723あぁ、ショック。

こんな、ドブに生えるような藍藻類がはびこっているのを、初めて見た。少なくとも去年までは、干潟域にこんなのは生えていなかった…。

干潟の沖合を塞ぐように人工島の枠ができて、潮通しが悪くなったに違いない。

ドロドロとした藻類に覆われた干潟は、窒息寸前。
見ているだけで息苦しい…

020730けれどもうすこし沖に歩いていくと、少しはマシになってきた。

そして、泡瀬では初めてみる生物に出会う。

イソアワモチに似ているけど、裏に斑紋がある。ウミウシの仲間らしい。通称‘貝博士’に名前を教えてもらったのに忘れてしまった…

020728上の写真の生物を裏返したところ。けっこう大きいぞ! 

背の方をさわると、ナマコのようにざらざらとしていて意外と堅い。裏の方はスベスベで柔らかいけどね。

020732スベスベと言えば、スベスベべマンジュウガニ。

じっとしています。

ムムッ、何をしているのでしょう。

020734海藻の束を抱えてお食事中らしい。

あれ? このカニ、草食性だったっけ。

多分海藻の束の中に貝殻が隠れていて、それを壊して中のヤドカリを食べようとしている…んだと思います。

邪魔はしたくなかったので確認しませんでしたが。(フラッシュをたいて写真を撮るだけでも、十分邪魔だよね)

020802これまた初めて見る、黄色いクリオネのような生物。またまたウミウシの仲間です。

020806ウミホタルの光に誘われ、海草場をさまよっていたら、直径1cmくらいのウニの赤ちゃんに出会いました。

大きくなるんだよ!

020805しかし、今回圧倒的に多かったのは腐肉食性の巻貝たち。それから死んだリュウキュウザルやカワラガイの殻。

両方をあわせて考えると、つまり腐肉食性の貝類が増えるほど、たくさんの生きものたちが現在進行形で死んでいるっていうこと。

最初に目にした藍藻類といい、もう疑いようもなく干潟環境は悪くなっている。

このまま工事が進んめば、これらの巻貝たちすら棲めない環境になってゆくのだ…、あんまり考えたくないけど。

020811ひたひたと潮の満ちてくる中、岸に向かって歩いてゆくと、街の光が海面にうつっていた。

都会の隣の大自然、
奇跡の干潟、泡瀬干潟!! 

を、実感する瞬間。

少しでもよい状態で、次の世代に引き継ぎたいね。

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