« あまりに無惨な小石川後楽園 | トップページ | 水でペタペタ。 »

レトロな裁縫道具

090811

6日に東京で開催された日本湿地学会設立総会とその懇親会では、大学の研究者、在野の研究者、湿地保全活動をするNGO、環境省のお仕事を請け負うNPO、いろんな立場の人が一堂に会していて、刺激的でした。

が、いろんな立場の人がそれぞれの思惑でいろんなことを言うので、情報処理に時間のかかる我が‘ちょBit’のノーミソではお手上げです。

ちょっと混乱気味のまま、3泊4日の東京滞在予定を一日早めに切り上げて、7日に大阪の実家へ寄ることにしました。ここなら甥のトラオがいるので、彼と遊んでいる間は複雑なことを考えずにすむのだ! とはいえ、トラオは幼稚園児。平日の午前中は家にいないわけですね。で、繕い物をしていたら、母がふと思い出したように13年前に亡くなったわたしの祖母の遺品だと言って、色とりどりの糸や裁縫道具を出してきました。

090803こういうふうに紙に包まれている縫い針は子どもの頃に見たことがあるし、いまも生産されているのですが、やっぱりこれは相当時代物のようです。昭和であるのは間違いなさそうですが、いつ頃のだろう… 

ちなみに、今ちょっとおもしろいサイトを見つけました。針の製造工程が写真や図入りで説明されています。縫い針って、はじめは2本分つながった状態のまま加工するんですね。知りませんでした~!

興味のある方は、こちらをクリック→萬国製針株式会社「針の製造工程」

090804握り鋏。今のものより形が細身で刃先も鋭い! 

しかし現在、これを使えない人が増えているとか。

そのうち握り鋏そのものが骨董品と化して、博物館の展示品になったりして… 

090810お次は待ち針の箱です! 紙製。3.3×4.5cm。

こんなに小さいのにちゃんと内箱と蓋に分かれています。091209細工が細かいですね~。

 

 

 

090805布に印を付けるためのヘラ。

今の裁縫セットには入っていないんだろうな。私が小学生の時代には、ぎりぎりプラスチック製のものが入っていました(笑)

祖母の遺したヘラはもちろんプラスチック製ではありません。乳白色ですが、まさか象牙製ではないでしょう。鹿の角とか、大きな動物の骨とか、そういうものだと思います。「乙女ヘラ」という刻印がほほえましい… 

 

090806これも裁縫道具?どう使うんだろう…って思いますよね。わたしも使われているものを見なければどういう用途のものかわりませんでした。

糸巻きです。 

しかもね、糸が巻かれている間は、当たり前なのですが絵が見えないのです。それなのにそれなのに、彩色画が描かれているんですよ…

090807隠れたところで楽しむ、昔の人の美学なんだろうか。それとも、どんな図柄がでてくるか「お楽しみ」だったんだろうか。そうは言っても、昔の人がこれを使い捨てにしたはずがない。

となれば、糸はどういう状態で売られていたのであろうか。

もしかしたら、基本の売り方は、しつけ糸や刺繍糸みたいに、糸を束ねた状態だったかも知れませんね。それなら無駄がほとんど出ません。そして、時々は乙女心をくすぐる美しい糸巻きに巻かれた高価な糸もあったかも。

でも、昭和16年生まれの母ですら、こんな糸巻きで糸が売られているのを見たことがないそうです。そうして縫い糸は、今も手芸屋さんで見るのと同じように、紙の芯に巻かれて売られていたそうです。

そうして、いろいろ見ているうちに母は気づきました。もしかしたらこの遺品の中には、私の祖母がそのまた母親から受け継いだものが入っているらしいことに。

それらのいくつかを今日、私が受け継ぎました。私の曾祖母はものすごく厳格であったそうです。でも、「男の仕事」と「女の仕事」を分けて考えたりはせず、大工仕事も針仕事もこなす器用な人だったとも聞いています。さらに若い頃には中国へ渡って仕事をしていたというから、時代を考えると相当に大胆というか度胸のある人だったのでしょう。

私は厳格でも大胆でもありませんが、私が中国へ行ったのは曾祖母の影響も少しあります。それに大工仕事や針仕事が好きなのは遺伝かな…??? などと、古い糸巻きを見ながら思ったのでした。

それにしてもこの糸巻き。いつ頃のものかおわかりになる方、ぜひお教えください!

|

« あまりに無惨な小石川後楽園 | トップページ | 水でペタペタ。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/212696/42451857

この記事へのトラックバック一覧です: レトロな裁縫道具:

« あまりに無惨な小石川後楽園 | トップページ | 水でペタペタ。 »