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待機電力原発四基分!;『愉しい非電化』

注文していた本が届きました。

エコライフ&スローライフのための愉しい非電化』 藤村靖之著

一週間ほど前のことです。環境負荷の少ない暮らし方についてかかれているどこかのweb site を眺めていたら、「非電化工房」というページにリンクが貼ってあるのを見つけました。

電気を使わずに冷暖房。電気を使わない冷蔵庫。電気を使わない洗濯機。なんだかおもしろい。

サイトを運営している方の書いた本があるようです。パソコンの画面を長く見ているととても目が疲れてしまうので、早速本を注文。

で、届いた本がこれまたおもしろいのです。乱丁・落丁の確認のためにチラッと見たら仕事をするつもりだったのですが、もう止まりません!!

著者は発明家。「家電製品」の非電化を試みて、様々な製品を実用化しているのです。そして、素人にも分かるように、簡単な仕組みや理論などが書かれています。その発想がおもしろい。

例えば、掃除機があまりに非効率で笑ってしまった、という話。

まずものを「吹いて」移動させるよりも「吸って」移動させる方がたいへんだ、と言う説明からはじまります。そして、吸い込まれたゴミが受けた仕事量を計算。その仕事にかかった電力で割った効率はなんと2000万分の1! 
さらに発電所での発電ロス、送変電の際のロスなどを加味すると、効率はあっと驚く5000万分の1。そのうえさらに人が掃除機をずるずる引きずって掃除しないといけないわけですね。

わたしなどはその時点で、「そりぁ~、ずいぶん無駄なことをしているなぁ!」 と思うわけですが、この著者は、効率が「2000万分の1だから、改良の余地は1999万9999も残っています」 と考えるわけです。スバラシイ! 

そうして実際に非電化掃除機を考案してしまいました。簡単な仕組みが書かれてあるので、わたし自身手仕事でこれが作れないかと真剣に考えてしまいましたが、どうやらこの掃除機をつくるよりは、上等の箒で掃除をした方が良さそうです(笑)。著者ご自身も、そのように書いておられます。

ちなみに我が家に掃除機はなく、いまだに箒とはたきと雑巾が掃除の主戦力。1970年代のみんなのあこがれ「カー、クーラー、カラーテレビ」の3Cもなく、携帯電話もありません。洗濯機も2層式の「昭和な暮らし」をしております。パソコンとファックス・プリンター複合機があるからちょっとだけハイテック? でも、この本を読んでいると、「それでいいのだぁ~!」と思えてくる。

この著者は全体を通して上述のような調子で目くじらたてずに笑いながら電気の非効率を検証して行くわけですね。そうして非電化製品を次々と発明してしまうのです。

庭付き一戸建てならぜひ試してみたい非電化エアコンに非電化冷蔵庫。アパートでもなんとかこの仕組みが利用できないものかしらねぇ。

あぁ、あこがれのオール「非」電化住宅!!

それにしても。日本は原発四基も使って待機電力をまかなっている計算になるんですって。ショック。

「便利を たくさん 得ると 
     なにかが たくさん 失われる 
便利を すこし 捨てると 
     なにかを たくさん 得られる」 

   ~第3章「愉しい非電化製品」扉に書かれた著者の言葉より。

                                       

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