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オオシマゴマダラカミキリ

久しぶりに大学へ行きました。放送大学大学院で去年度後期に聴講していた2科目は、なんとか合格して単位をいただき、今期はまた新たな科目を受講しています。

琉大にある学習センターに通っているわけですが、一課ごとに収録されたDVDを見るという受講方法なので、途中、気分転換に学内をお散歩しました。よいお天気でなかなかいい気分です。

千原池を眺めつつ球陽橋を渡っていたら、ブーンと言う羽音とともに黒地に白いごま塩模様、所々水色というなかなかイカシタ色あいの物体が飛来。

カミキリムシです。もうちょっとでわたしの体に止まりそうだったのですが、残念ながら直前でふわりとよけて、橋の脇に生えているオオバギの葉っぱに止まりました。

せわしなくワシワシ歩き回るのに、カメラを構えるとまるでポーズを取るように一瞬動きを止めます。なんどかシャッターを切りましたが、そのたびに動きが止まるのです。まるでこちらの「気」を感じているようでした。不思議だ…。

         042712

カミキリムシで思い出したのは、神戸の下町に住んでいた3歳か4歳頃のこと。ご近所の塀に止まっていた(おそらく)ゴマダラカミキリを見つけました。

黒光りするスリムなフォルムに白のマダラ模様。小さな頭からすっと伸びる白黒縞模様の長い触覚。なんてステキでかっこういいんだろう! わたしは、なんだかすごい宝物を見つけた気がしてワクワクしました。これはおかあさんにみせなくっちゃ!!

ところが、そのころはまだ昆虫の扱いというものを知りませんでした。どこをどう掴んでいいのかわかりません。胴体に触るのはなんとなく怖くもありました。そこでとりあえず長い触覚の端をつまみ、10mも離れていない家に連れて帰りました。

勝手口を開け、台所にいた母に見せるやいなや、母は金切り声をあげる寸前。「危ないから放しなさい!!!」。 曰く、「カミキリムシの顎はとても強くて子どもの指など簡単にかみ切ってしまうから」。

いきなり「きゃー!」といわなかった母は、偉かったと言うべきでしょう。母の気持ちは分かります。幼い娘がいきなり「危険生物」を連れて帰ってくれば、開口一番「危ない」と言うのは母として大人として当たり前だよね。

しかも当時は「女の子のくせ」に昆虫に関心をよせているだけでご近所のおばさんからは十分変わり者扱いでした。

だけどねぇ。母には「危ない」の前に、「スゴイの見つけたねぇ、どこにいたの?」 くらいは言って欲しかったと、その時思いました。

用心深かったわたしがぶら下げて歩けるほどそのカミキリムシはとてもおとなしかったし、「スゴイ! カッコイイ!! 見せたい!!!」と思ったからこそ、わざわざ連れて帰ったわけで。

世のお母さん。子どもがあなたの嫌いな虫や危険な虫を連れて帰ってきても、いきなりキャーッてやらないでくださいね。子どもは傷つきます。あるいは、必要以上に危険を感じてしまいます。場合によっては、それに関心を持ってはいけないのだと思ってしまいます。

どうか冷静に対処してください。お願いします。 

追伸:幼かったわたしは仕事から帰った父にも「カミキリムシ」の話をしました。触覚を摘んで持って帰ったことを話したのは、わたしだったのか、母だったのか忘れました。父もやっぱり「虫のヒゲを持ってはいけない」と言いました。そして同時に、虫の正しい掴み方を教えてくれました。

メデタシ、メデタシ。

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