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安い綿製品の裏側

あなたが着ている安い木綿製品が、誰かの労働搾取と健康被害と環境破壊その他もろもろの産物だとしたら、どうしますか。

妹が送ってくれた 『The Big Issue (ビッグイシュー日本版)』の11月15日号には、ウズベキスタンの綿花栽培に関する記事が載っていた。記事のタイトルは「児童労働、環境破壊すすめるコットンにNO!」。

( ビッグイシューのサイトはこちら http://www.bigissue.jp/ )

それによるとウズベキスタンでは「国家をあげて」労働搾取が行われているという。国民の約3分の1がほぼ強制的に綿花栽培に従事させられている状況だそうだ。綿花の収穫時期には国をあげて学校は休校になり、7歳以上の何万人という子どもたちが収穫ノルマを課された教師とともに綿花の摘み取りに当たる。子どもたちが殺虫剤の散布を強制されることもあり、やけどをしたり一時的に失明する子どももいるそうだ。

国営農場が農民に払う賃金はひと月に2ドル。農場の一部で綿花でなく穀物が栽培できれば農民の生活水準も栄養状態も向上するはずだが、そんな自由は与えられていない。その上、農民は事実上移住の自由が奪われている。 さらにウズベキスタン人の死因の半分は呼吸器疾患で、空気中に残る殺虫剤や肥料の成分が原因という。

綿花栽培は環境にも破壊的な影響をもたらしている。灌漑用水が原因でかつて世界で4番目に大きい湖だったアラル海の湖水はほとんど干上がり、湖面積はかつての15パーセントまで減少、多くの生物が絶滅、漁民は経済難民になっている。

こうして作られた綿は国家に安く買いたたかれ、主要な輸出品として外国に売られているのだそうだ。輸出入はほとんど国に管理されており、個人で行うのは事実上不可能だと言われている。

私の着ている服はほとんどが綿100パーセントだ。縫製された国は表示されているが、綿の原産国はわからない。なかにはとんでもなく安いTシャツもある。縫製した人の労働搾取をした上に、ウズベキスタンで作られた綿を身につけているのかもしれない。とてもショックを受けてしまった。

いろいろ調べているうちに、環境映像専門のグローバルメディア、GreenTVのサイトをみつけた。この問題をわかりやすくまとめた映像が見られます。

「消えたアラル海~純白の黄金」 http://www.japangreen.tv/mv/?cat=ch3&fn=1

5分あまりの番組です。ぜひ見てください。

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