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花火と孤独

首里城祭の花火が自宅から見えた。うちのアパートは高台にあるので、夏から秋にかけていくつかの祭りの花火が部屋から見える。今日のは玄関前の廊下から見えた。

花火を見ながらふと20年以上も前のことを思い出した。高校の時、ちょっと文学的なものの見方をする不思議な物理のK先生が、課外活動中、唐突な質問をされた。

「なぁ、M、孤独を感じるのは、どんなときだろう。」

私は小学生の時、一人で行った神社の縁日を思い出していた。「お祭りでたくさん人が集まって楽しそうにしているのに、自分は独りでいるとき。」

K先生は、得たり、という顔をして仰った。「他の生徒はね、みんな“無人島に一人で漂着してしまったとき”というように、本当に独りぼっちの状態をこたえるんだ。でも、孤独感を感じるときというのは、そう言う場面じゃないと思うんだよ。たとえばMの言うように雑踏の中とか、そういう、たくさんの人に囲まれた状態の中で感じるものなんじゃないのかなぁ…」

その時、先生が何を思って、あるいは何を伝えたくてそう仰ったのか、いまだに良くわからない。でも何だか近い感性を持っているんだな、ということはとても良くわかった。

思えば当時のK先生の年齢を私はもう超えてしまっている。連絡を取らなくなって久しいが、K先生はお元気でいらっしゃるだろうか。

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コメント

そうそう 大勢の中で居場所が見つけられないときが一番孤独だね。
独りは自由気ままにできてでかえって楽

投稿: いたち | 2007年11月 4日 (日) 01時30分

> 独りは自由気ままにできてでかえって楽

そうそう、独りで気ままに生きてます。わははは。

投稿: こあら | 2007年11月 4日 (日) 17時20分

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