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南部半周

090104up_2 久しぶりにバイクで遠出をしたくなってとりあえず中部方面へ向けて家を出ました。見ると沖縄島の稜線に沿って暗雲が立ちこめており、向かう方向では雨が降っている模様。途中からくるりと方向を変え、南部方面へバイクを走らせました。

最初の目的地は佐敷(さしき)干潟。98年に沖縄に戻った頃には干潟調査のグループの一員として足繁く通っていたのですが、2000年以降は主に泡瀬干潟に通うようになったため、かなりご無沙汰でした。ここも相変わらず埋立計画がくすぶったままのようですが、干潟はまだ残っています。ただ、当時よりも生きものの量が減ったように感じました。なんとなく殺伐とした雰囲気が漂っています。原因はなんだか良く分かりませんが、明らかに環境が悪化しているようでした。

090108_2 次の目的地は旧玉城村にある浜辺の茶屋。本当に浜辺にせり出すようにして作られているカフェです。手作りのログハウス風建物にこれまた手作りと思われるテーブルとイスはすべて木製で視覚的にはとても落ち着いた空間です。音楽も耳障りにならない程度に流れていましたが、開け放した窓からは海の音・風の音・鳥たちの声なども聞こえてくるので、音楽は無くてもいいくらいです。

窓からの眺めは当然いいのですが、これが笑っちゃうくらい絵に描いたように「沖縄らしい」海辺の景色。ちなみにお隣は宮本亜門さんのお宅で、ときどきテレビでもその居間からのすばらしい海辺の景色が放映されています。なんていいところに家を建てたんだろう!

茶屋ではスコーンと紅茶を頂いて一休み。次の目標は大渡(おおど)海岸。ここも以前、友人たちのウミガメ産卵調査に参加して、夜中にウロウロした懐かしい場所です。でも付近は地下ダムを作った影響で風景が一変。なんと、ヒマワリ畑が出現していました。ヒマワリの花はみんな東の方を向いて咲いています。前から見るととても前向きな花に見えますが、後ろから見るとなんだかションボリしているようにも見え、ちょっと不思議な光景です。

ところで大渡へは漂着椰子の実を拾いに来ました。ベランダに生えたぬるぬるのコケを落とすために椰子の実タワシを使っていたのですが、これが相当ちびてしまって、新しいのを作ろうと思っているのです。でも今回は不漁でした。

最近はビーチクリーンとかいう海岸清掃のイベントが盛んで、人工物のゴミだけでなく天然物までキレイに持ち去られたり焼かれたりするので、以前と比べてなんだか海岸が寂しいのです。天然物はまた海へ帰っていったり生きものたちの住処になったりするので、本当は取り去らない方がいいと思うのですが。

また、人工物も時には生きものたちの重要な生息環境を提供していることがあるのですが、残念ながらそのことはほとんど知られていません。何もかも(一部の)ニンゲンの尺度で「徹底的にキレイ」にするのはつくづくヨクナイと思うのです。私のように実用的目的を持って漂着物を拾いに来る人は少ないにしても、ビーチコーミングと言って海岸漂着物を拾うことを楽しみとしている人も結構いるのです。海岸清掃はホドホドにしてもらいたい。

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これはタコノキです。花が咲いていました。佐敷にて。

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「前向き」なヒマワリ。

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「後ろ向き」なヒマワリ。

なぜかムーミンのニョロニョロを思い出す。

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