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幼稚園の運動会

幼稚園に通う甥の運動会を参観しました。幼稚園の運動場ではなくて、もっと広い市民運動場を借り切っての開催。すごいですね~。

まず驚いたのは、「安全管理」。

昔、運動会といえば子どもたちは学年やクラスごとに分かれてはいましたが、トラックの周りをぐるりと取り囲んで座っていました。保護者たちは、なんとなく子どものいる後ろがわに陣取って我が子の出番を待っていました。自分の子どもが出番になれば、そのままズイッと前にでて観戦できたわけです。なかには用もないのに親のところへふらふら行って甘えているような子もいたように記憶しています。

しかし、今は違います。まず、幼稚園側が用意した、園児の名前入りの名札を身につけていないと会場にも入れません。それから、園児の席と保護者席はロープできっちり分けられていて、幼稚園の関係者以外は園児席には入れないことになっています。うーん、ここまでしないといけないとは、物騒な世の中になったもんだ。

一方、保護者には当日園児がどの競技をどのあたりで行うかというプリントが配られていて、それにあわせて場所取りをするという仕組み。写真やビデオを撮るのに少しでもいい場所を確保しようと、朝早くから場所取りに繰り出す親もいるようです。私には子どもがいないので、実際に行ってみないとこういう状況はなかなかわからないのですね。ちょっとびっくりです。

092201 さて、競技の始まりです。3年保育の幼稚園なので、年少さんと年長さんの違いが歴然。この年頃の2年は大きいですね。はじめの演目は全体体操。年少さんはただ音楽に合わせて何となく体を動かしているような感じで、動きはもちろんバラバラ。どんな振り付けなのかはっきりわかる年長さんの動きとは対照的。でも、かえって年少さんのバラバラ加減がとてもかわいい。考えてみれば3歳児や4歳児が一斉にそろった動きをしていたら、逆に怖いのだ。

そうそう、年長さんの演目・組体操は、小学校でやるような結構高度なものでした。3段ピラミッドくらい簡単にやってのけます。ピラミッドの上の子が立ち上がって「ロケット」のポーズになったり、4人で一人のおともだちを肩の高さに持ち上げて「飛行機」のポーズなんてのもありました。よく覚えていないけど、4段ピラミッドもやってたんじゃないかな。みんなけっこう歓声あげてましたから。ますますもって、2年間の成長ぶりが目にまぶしい。二年後には野獣のような我が甥もあのように人間らしいことをするのであろうか。

それから、おとーさんが参加しやすいように競技の工夫もされていました。

092223 たとえば年少さんの玉入れ。玉を入れる目標は大人が立って手を挙げた高さに、逆さに掲げられた傘。しかし3~4歳の子がいくらがんばって投げても上手に入らないのですね。そこで、保護者が子どもを抱き上げて玉を入れやすくしてあげるというルールになっています。少なくとも肩の高さに子どもを抱き上げなければ、子どもは玉を入れることができません。これは明らかにお父さんのがんばりどころです。

年中さん・年長さんもそれぞれ保護者と一緒に行う競技があって、子どもと一緒に無邪気に笑うおとーさんたちの様子が印象的でした。それでふと思ったのですが、日本の大人の男は普段無表情すぎる! 普段からもっといろんな表情を見せていただきたい!!

さて、保護者が出る競技以外でも、自分の子どもの出番となれば、おとーさんたちは大張り切りです。今は、一家に一台はビデオがあるのかな? 中には脚立まで持ってきて望遠レンズ付きのビデオで撮影している報道記者顔負けの人もいました。で、もちろんみんな我が子「だけ」をピンポイントでねらって、ビデオの小さな画面「だけ」をみているわけです。

なんだかちょっと変な感じでした。私たちが子どもの頃は、カメラを持って運動会に来る親もほとんどいませんでした。誰もが自分の目で、自分の子どもの活躍や周りの子どもたちの様子を見ていたものです。

自分の子どもはもちろん大事です。でも、だからこそ自分の子どものいる集団の全体的な雰囲気や、その集団における子どもの位置など、周囲との関わりにも目を向けていたと思うのです。

そういうことは、運動会のようなイベント以外で観察しているのでしょうか。しかし、あのビデオ撮影に熱中する人々の群をみていると、どうも自分の子ども以外には全く興味がないように思えてならないのでした。

092241_2 ビデオで記録に残すことも大事かもしれませんが、ビデオの視野は狭いものです。しかも一度機械を通して平面化された画面に映るものは、自分の目で直接見るのとはずいぶん印象が違うものです。自分の目で直接見ることも大事なのではないでしょうか? …しかし、うちのオトウはついに一度も幼稚園や学校の行事に参観に来なかったので、それよりはずっとマシととるべきなんだろうか。

かわいらしい子どもたちの様子を見て楽しかった一方で、親の様子がちょっと気になった運動会参観でした。

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