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蝉の羽化

ずーっとみたいと思っていた事の一つに、蝉の羽化がありました。06300_1

6月30日、夕方7時過ぎ、たまたま一階に下りたときに、その出会いがありました。アパートの塀の上 に金網が張ってあり、その枠の金属棒の上を、蝉の幼虫がさまよっていました。上へ上へと上ろうとしていますが、幼虫が居るところはすでに金網の一番上なのでした。とても良く滑るうえに、鳥に見つかりやすい場所でした。私は一瞬迷いましたが、蝉を自分の服の袖に誘導しました。思いがけない重量感にびっくり。この細い足でこの重たい体を支え、ひたすらに上ってきたのですね。自分の部屋までもどるとベランダの木に移しました。ここなら羽化している最中に足が滑ることもないでしょう。手探りでがむしゃらにのぼっていく幼虫をみているとしかし、ほかの危険を発見してしまいました。アリンコが偵察している。

結局足がかりがしっかりしている上、アリの心配もない網戸に上ってもらうことにしました。

中程まで上ったあたりで約8時、日没。。それとほぼ同時に上るのを止めました。何か宙を掻いてもがいているようで、時々体をぴくぴくと痙攣させています。苦しそうでもあり、あるいは恍惚状態のようにも見えます。あたりが真っ暗になる頃、その動きも止まりました。気付くとすこうしづつ背中が盛り上がってきて、いかり肩のマッチョな虫に見えてきました。見る間に淡い緑のかかった白い背中が現れました。息を殺してみていると、次に頭がプルンと抜けました。真っ黒でまん丸な瞳がとても可愛い。じわりじわりと今度は羽が抜けました。小さな小さなしわしわの固まりで、それが伸びて羽になるとはとうてい思えないような形の物でした。足が抜けきるのに少し時間がかかりました。その間にも、羽は少しずつ伸びてきて、天使の羽のような形になっています。胴体がずんぐりむっくりなので、羽とのアンバランスがご愛敬です。

足が抜けると、お尻の一部だけを幼虫の殻に残し、アクロバティックにのけぞって本格的に羽を伸ばしにかかりました。ただじっとしているのかと思ったら、時々じわじわと羽を動かし、力んでいるように見えるときもあります。しばらくして、足の先がしっかりしてくると足で脱皮殻につかまって、シッポも無事脱皮。シッポが抜けるとなぜか前二本の足だけで脱皮殻にぶら下がるようにつかまり、残りの足はたたんでいます。9時半ごろのこと。羽は驚く早さで伸びきり、つい先ほどまで半開きのような状態だったのが、すでに見慣れた形でたたまれ、収まっています。10時頃に見ると、もう6本の足でしっかりと脱皮殻につかまっていました。

翌朝(7月1日)5時半頃に目覚めると蝉は脱皮殻の横に移動していました。そうして、日が昇ったところで飛び立っていきました。

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