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鳥のおくりもの

06030001 時々、買うほどでもないけど、おかずにちょっと青物が欲しいときがあります。ベランダにはびこっている芋蔓も悪くないのですが、ちょっとバリエーションが欲しいな、と思うときがたまにあります。で、ツルムラサキなんかあると申し分ない、あれは芋蔓と同じくらい放っておいてもはびこるし…などと、半年ほど前からボンヤリ考えていました。

ところがツルムラサキを八百屋で見かけることはほとんどありません。ごくたまに自家消費用につくっている知人が分けてくれることもありますが、そんなに都合よくドンブラコとやってくる筈もなく、あとはご近所で生えているのを見かけたら素早く蔓の先をいただいて差し芽するしかない!…と思っていたら、なんとなんと。一週間ほど前、すでに30cmほどに伸びたツルムラサキをうちのベランダ菜園で発見! それ以外にも植えた覚えのない植物がいろいろ育っているわが家のことであります。これも鳥からのギフトに違いありません。でも本当にどこからかドンブラコとやって来たのでありました。

さてこのツルムラサキ、日に日にすごい勢いで伸びて、今や私の身の丈を超える勢いです。でも、蔓が一向に紫にならない。本当にツルムラサキなんだろうかとあらためて『牧野新日本植物圖鑑』で調べてみました。どうもまちがいなくツルムラサキのようです。その図鑑によると、「熱帯アジア原産の一年生草本で、人家に植えられている。…(中略)…茎の色に緑のものと紫のものがあるが、緑のものは徳川時代に日本に来た古いものである。紫色の方は明治時代に新しく入ってきたもので、シンツルムラサキという。(日本名)茎がつるになり、果(偽果)汁で紫色を染めるからいうのであって、つるが紫というのではない。」のだそうだ。ビックリ! てっきり蔓が紫色だからツルムラサキなんだと思っていた。ということは、この美しい和名は徳川時代につけられたのかな。鳥のおかげでツルムラサキが手に入り、おまけに少し賢くなったのでした。めでたし、めでたし。

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コメント

鳥の贈り物すばらしい!

そっか蔓紫じゃないんだ!紫の染料になる蔓植物なのね。やられたw

投稿: いたち | 2007年6月 4日 (月) 01時15分

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